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ヨシキリザメは危険なサメ?特徴、大きさ、生態、寿命、水族館にいるの?

2021年6月27日

ヨシキリザメはホホジロザメなどと比較すると馴染みが薄いサメかもしれませんが、近年、ときどきですが、水族館で見ることができる機会も増えてきました。
このブログでは、ヨシキリザメの特徴などを解説します。

ヨシキリザメとは

ヨシキリザメ 知られざるサメの魅力、雑学、面白い話!あなたはいくつ知ってる?

まず、ヨシキリザメの基本情報を紹介します。

ヨシキリザメの基本情報

標準和名
ヨシキリザメ(葦切鮫)
別名
おばさん(千葉県)、ミズブカ(南日本)
英語名
Great blue shark, Blue shark
学名
Prionace glauca
保全状況
近危急種
分類
メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属
危険度
シャークアタックの回数
13件のサメ事故(1580-2020年)
サメの攻撃が原因の死亡事故
4件のサメによる死亡事故(1580-2020年)
生活様式
遊泳性
分布
北極圏を除くすべての大陸の沖合、地中海、温帯および熱帯の遠洋に生息。
日本国内での生息域
北海道全沿岸、陸奥湾、千島列島、日本列島太平洋沖、宮城県沖、千葉県銚子市、相模湾、まれに山陰・瀬戸内海、東シナ海。
生息域
12〜20°Cの範囲の水温。遠洋の外洋海域。繁殖期には大陸棚の端近くの沿岸地帯の海岸近くで見つかることもある。
水深
外洋の海表面から水深150m。水深350mで見つかることも。
大きさ
平均的な体長は3.3m
最大全長
3.8m。6mという記録はあるがは公式記録ではない。
体重
〜363kg
平均寿命
平均寿命は15〜16歳。

※サメの年齢を推定するのは難しく、多くのサメが過小評価されている可能性があるので今後もっと長くなる可能性もあります。

最大寿命
20歳
繁殖方法
胎生
妊娠期間
9〜12ヶ月
産仔数
25〜130匹
幼魚の大きさ
41〜51cm
繁殖サイクル
不明
成熟年齢
オス:4〜6歳、メス:5〜7歳
成熟サイズ
オス:1.8m、メス:2.2m
歯の形状
三角形の鋸歯状の歯が数列。各歯は8〜15日ごとに生え変わる。
泳ぐ速度
海で最も速いサメのひとつ
性格
攻撃的なサメではないが、臆病なサメでもない
サメの生態
長距離回遊
1日の過ごし方
夜になると沿岸に近づいてくる
サメが食べる生き物
イカが好きでイカの繁殖地に行く。イカが手に入らないときは、タコ、アカザエビ、カニ、エビ、小さなサメ、硬骨魚、海鳥。トロール網からタラを盗んで食べることも。
海の仲間のお友達
ブリモドキ。同種のヨシキリザメと性別とサイズに基づいてグループを形成。
生息年代
不明
発見された年
1758年
サメが住んでいる水深

※水深200mの深海を星5と評価

巨大ザメ指数

※最大全長が5m以上のサメを星5と評価

水族館で会える可能性
ペットとして飼育できる可能性

ヨシキリザメの特徴とは

ヨシキリザメは、そのスリムな体、長いひれ、円錐形のすっとした鼻が特徴です。
尖った長い胸ビレを持ち、その長さはだいたい鼻からエラの切れ目の前までの距離と同じです。
同じように長い胸ビレを持つヨゴレと比較すると、ヨシキリザメの胸ビレは長くてスッとしています。

ヨシキリザメは基本的にはゆっくり泳いでいますが、餌となる魚を見つけたときなどの外的要因によって刺激されると速度が上がります。
このときの泳ぐ速さは、魚類の中でも最速の部類に入ります。

ヨシキリザメの大きな特徴はその体の色の青さです。

ヨシキリザメは、海のような深い青色(インディゴブルー)をしているため世界で最も美しいサメのひとつといわれています。
しかしながら、ヨシキリザメは完全に青いわけではありません。
その名前の由来どおり、体の上半分は濃い青色ですが、体の下半分は灰色がかっています。
ヨシキリザメのコントラストがきいた体色は保護色となっており、簡単に見つからないようにするためのものです。
上から見ると、濃い青色が水に溶け込みますが、下から見ると灰色がかって明るい部分は日光の明るさに溶け込んでしまいます。

ヨシキリザメの青さがわかる動画

ニュージーランドの北島南東部、タラルア山脈の麓に広がるワインの産地として有名なワイララパ地方のパリサー湾の海岸にヨシキリザメが打ち上げられました。

場所はこのあたり。

どうやら、Kahawai(カハワイ)というニュージーランドの鯖みたいなお魚を追いかけて海岸まで来てしまったようです。

にゃぶり
食いしんぼうだね!

ヨシキリザメの青さにびっくりする動画です。
最終的には助けてもらってヨシキリザメは海に帰ることができました。

わたし
よかったー
にゃぶり
優しい人でよかったね!

ヨシキリザメの大きさ

ヨシキリザメは中型のサメです。

ヨシキリザメのオスは体長1.8~2.7メートル、体重27~54キロ。
ヨシキリザメのメスは体長が2.1~3メートルとレジャー用のカヤックやボートほどの長さになり、体重は91~181キロと子牛ほどの重さになります。
他の種類のサメと同じようにヨシキリザメもメスがオスよりも大きくなります。
また、繁殖行動のさいにオスが噛みつくことが多いため、メスはオスの3倍の厚さの皮膚をもっているのが特徴です。

ヨシキリザメの名前の由来とは

ヨシキリザメの学名の由来

ヨシキリザメの学名はPrionace glaucaといいます。
Prionaceはギリシャ語のprio(のこぎり)とakis(尖った)に由来し、おそらく歯を意味しています。
もしかしたら、akis(尖った)はヨシキリザメの特徴的な長い鼻先のことかもしれません。
glaucaはギリシャ語のglaukos(青みがかった灰色)に由来しています。
魚介類の学名の語彙は圧倒的にギリシャ語からの借用が多い傾向があります。

ヨシキリザメの英語の名前の由来

ヨシキリザメの英語の名前はBlue Sharkといいます。
その見た目に由来しています。
日本語でアオザメというと別のサメ(Mako Shark)なので注意しましょう。

ヨシキリザメとアオザメの違い

ヨシキリザメとアオザメの違いはまず見た目が違います。

こちらがアオザメ。

こちらがヨシキリザメ。
おばさんジョーズなヨシキリザメ 知られざるサメの魅力、雑学、面白い話!あなたはいくつ知ってる?

写真を見比べてみると、ヨシキリザメとアオザメの違いは一目でわかりますね。

ヨシキリザメはメジロザメの仲間でアオザメはホホジロザメなどのネズミザメの仲間です。

ヨシキリザメの生息域

ヨシキリザメは遠洋性のサメで、海底でも岸辺でもない外洋に生息しており、沖合で目撃されることがもっとも多いサメです。
水面から350メートルの深さまで生息しており、水温は7~16℃を好むサメです。
ヨシキリザメは外洋性の種なので、岸に近づくことはほとんどありませんが、海に浮かぶ島の周辺や大陸棚が狭い場所では、頻繁に沿岸を泳ぐことが知られています。
ヨシキリザメは回遊する習性があり、餌を求めて長距離を移動し、大西洋から太平洋を往復します。
ニューイングランドから南アフリカまでの距離と同じくらい長い距離を移動することができます。
たとえば、アメリカで標識放流されたヨシキリザメの多くがメキシコ湾流に乗ったあと、スペイン海域で捕獲されたり、カナリア諸島で標識放流されたヨシキリザメがキューバ沖で見つかったことがあるそうです。(Ref.1)

海水浴場にヨシキリザメ

イギリスのTHE Sun紙によると、2017年6月25日、スペインのマヨルカ島のリゾート地イルレタスで観光客の近くを泳いでいるヨシキリザメが発見されました。

スペインのマヨルカ島の場所はここ。

THE Sun紙によると、このヨシキリザメは銛で突かれて頭部外傷を負ったため、ビーチに近づいたそうです。

パルマ・デ・マヨルカの港にあるパルマ水族館に運ばれましたが、このヨシキリザメは死んでしまいました。

ヨシキリザメの分布域

ヨシキリザメの分布域は世界中の熱帯・亜熱帯海域です。
北はノルウェーから南はチリまで、南極以外のすべての大陸の沿岸に生息しています。
ウェールズ、カナダ、日本、南アフリカの沿岸でよく見られます。

  • 西大西洋では、カナダのニューファンドランドからアルゼンチンまで、東大西洋では、ノルウェーから南アフリカまで、地中海も含めて生息
  • インド洋では、南アフリカからインドネシアまで生息
  • 西太平洋では、日本からニュージーランドまで生息
  • 東太平洋では、アラスカ湾からチリまで生息

ヨシキリザメはコスモポリタンなサメです。

※コスモポリタンとは定住しないで、世界を放浪する人のこと。

ヨシキリザメの交友関係

多くのサメは単独で行動しますが、ヨシキリザメ小さな集団を作り群れで生活します。
ヨシキリザメには、アオザメやホオジロザメなどの大型のサメを含むいくつかの捕食者がいます。
また、アシカやアザラシはヨシキリザメの胃や肝臓だけを食べてしまうそうです。
ヨシキリザメの長い旅には危険がつきもの、集団で移動するのは身を守るためです。

ヨシキリザメの群れには、メスだけで構成されているものと、オスだけで構成されているものがあります。
また、ヨシキリザメの群れの中には一定の社会的な秩序があり、体の大きい者がリーダーとなることが多く、はっきりとしたヒエラルキーを持っていることが知られています。
ヨシキリザメは群れの中では複雑な階層を形成しており、オオカミの行動をよく反映していることから、「海のオオカミ」と呼ばれているそうです。(Ref.2)
体の大きさで序列ができるのはアカシュモクザメの社会と同じなんですね。

ヨゴレほどではありませんが、ヨシキリザメもブリモドキと一緒に泳いでいることがあります。

ヨシキリザメの狩り

ヨシキリザメは狩りも集団で行うのが特徴で攻撃する前に獲物を囲みます。
ヨシキリザメは仲間たちと協力することで大きな獲物を攻撃することもあります。
また、ヨシキリザメの遊泳速度と三角形の鋭い歯もヨシキリザメたちの狩りでは役立っているそうです。

ヨシキリザメの好きな食べ物

ヨシキリザメの好きな食べ物はイカです。
どれくらいイカが好きかというとを、狩りをするためにイカの繁殖地に出向くくらいに好きなんだそうです。

わたし
イカ好きな私にはヨシキリザメの気持ちがわかる

ヨシキリザメは内側に向かって何列も並んだ鋸歯と、エラにある特殊な鰓孔(さいこう)のおかげでイカのような滑りやすい餌を食べることができるんだとか。
イカが手に入らないときは、カタクチイワシの群れ、サバ、アザラシ、カメ、タコ、ロブスター、カニ、エビ、小型のサメ、硬骨魚、海鳥などを食べます。

ヨシキリザメは好き嫌いがなく、あらゆる種類の獲物を食べ、お腹いっぱいになっても食べることができます。
食いしんぼうなヨシキリザメは死んだクジラやイルカも食べるためスカベンジャー(ごみやくずを拾い集めて生活する人)ともいわれています。

わたし
にゃぶり
イタチザメは海のゴミ箱といわれているからね!
わたし
ひどい 笑

外洋で生きるヨシキリザメが食いしんぼうなのは生存戦略として理にかなっているのですが問題もあります。
ヨシキリザメは海中で目にするものをほとんどすべてのものを食べているので、プラスチックやゴムのタイヤなどのゴミを食べていることが知られています。(Ref.2)
これらの人工物を食べてしまうことでヨシキリザメは病気になり、さらには死ぬ可能性さえもあるのです。

ヨシキリザメの性格

ヨシキリザメは臆病ではありません。
恐れることなく人間や海に出るボートに向かって行くことが知られているため、ヨシキリザメは「危険な」種に分類されます。
また、ヨシキリザメは目にするものを食べてしまう食いしんぼうなサメであり、さらに集団で生活しているので注意が必要です。
ヨシキリザメはホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメと比較すると「過度に攻撃的ではないサメ」と説明されてはいますが、「試しに噛みついてみる」ということを試みる可能性があるため注意する必要があります。
また、縄張り意識が強く、攻撃的な行動をとるため、ダイバーは細心の注意を払わなければなりません。

ヨシキリザメは危険で凶暴な人食いザメなの?

1580-2020年という500年近い歴史の中で、ヨシキリザメに襲われたという報告は13件しかなく、そのうち死亡したのは4件しかありません。
そのため、ホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメなどの他のサメに比べて、死に至る危険性は低いのではないかと考えられています。
しかしながら、ヨシキリザメはヨゴレと同じように難破した船員を捕食するといわれており、インディアナポリス号沈没でもその名を知られています。
空中または海の災害後の攻撃の報告もあります。
ヨシキリザメは人間を攻撃する前に15分ほど旋回し、そのあと一口噛みつくことが多いそうです。

ヨシキリザメのサメ事故?2017年リビア沖で移民ボートが転覆

The SUN紙によると、2017年、北アフリカに位置する共和制国家リビアの北西部にあるザウィヤの海岸から64kmのリビア沖、地中海からヨーロッパに向かう途中の過密状態の移民ボートが転覆し、数十人の移民がサメに襲われたのではないかとみられています。
ヨーロッパに向かっていた2隻のボートがひっくり返っている現場に到着したとき、31人が死亡し、さらに40人が行方不明になっているとリビア海軍は発表。
死体の多くにはヨシキリザメに噛まれた痕があり、近くにはヨシキリザメの姿も見られたと、海軍はフェイスブックで発表しました。
海軍のFacebookページでは、生存者がサメから逃れようと、ひっくり返った船体の上で慌てふためいている様子が紹介されています。
また、投稿には「サメから逃れるためにしがみついたり、船に上がろうとしていました。」とも書かれており、犠牲者の多くにヨシキリザメと一致する咬傷があったとのことです。

同じくThe SUN紙によると、ある船乗りはイタリアの新聞IlGiornoに「周りにはたくさんの死体があり、その周囲に4〜5匹のサメ、大きなヨシキリザメ、非常に攻撃的な種のサメが泳いでいるのが見えました。」「遺体を船上に持ち込んだとき、一部が噛まれていることに気づいた。行方不明者は食べられてしまった可能性があるのではないか。」と語ったそうです。

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麗乃(Reino)

社会人学生として慶應義塾大学文学部を卒業。 学位は美学(Bachelor of Art in Philosophy)。 現役の時は青山学院で英文学を、慶應では哲学を学びました。 佐賀県唐津市生まれ、東京育ちのフリーランスのブロガー・美容研究家・サメ愛好家・Webマーケター・SEOコンサル。 大好きな東京タワーのある港区のとある町で夫とカエルとサメたち暮らしています🐸🦈🗼 UK Rockをこよなく愛するバンドThe Charlene.(シャーレイン)のボーカルMiuとしての顔もあります😎 詳しいプロフィールはこちら

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