大学構内の掲示板で発見した「海のハンター展」!
海のハンター展というタイトルですが、サメ好きなわたしにとってはサメ展です🦈笑
「この夏、ホホジロザメに遭遇する」
というキャッチコピーにも夢がある。
これを見つけたらサメ好きは行くしかありませんよね🦈
今回のブログでは、「海のハンター展」を紹介します。
「海のハンター展」とは
「海のハンター展」とは、サメやマグロ、シャチ、海鳥など、海の大型捕食者たちの多様な姿や生態を知ることができる展覧会です。
上野の国立科学博物館で開催されました。
「海のハンター展」では、「捕食」に焦点を当て、約160点の貴重な標本や、 捕食シーンを捉えた迫力ある映像で生物の命をつなぐ営みに迫ります。
シャチ・イッカクの骨格や多様なサメの標本
「海のハンター展」では、「深海」「極域」「外洋」「浅海」の4つのエリアに分け、海に生きるハンターを紹介しています。
シャチやイッカクの全身骨格、ミナミゾウアザラシ、バショウカジキの剥製など、海のハンターの名にふさわしいサメ以外の大型生物も多数展示していました。
また、代表的なサメ類を集めたコーナーでは、ラブカ、ミツクリザメ、ダルマザメ、アオザメ、シロワニ、シロシュモクザメなど、深海から浅い海にいたる様々な海域にすむ多様なサメの標本が展示されています。
全長3.2メートル!ホホジロザメの全身液浸標本
「海のハンター展」の最大のみどころは、日本初公開となる全長3.2メートルのオスの「ホホジロザメ」の成魚の全身液浸標本です。
沖縄美ら島財団の特別協力を得て、研究のために製作した貴重な標本を展示しています。
このホホジロザメは、2014年8月末に沖縄県本部町近海のはえ縄にかかって死んでいた全長3.2mのホホジロザメのオスです。
総合展示監修を務めた国立科学博物館の篠原現人研究主幹は「標本を高く置き、顔の前にサメの口が来るように工夫した。海のハンターに襲われるような錯覚をしてもらえれば」と話した。
引用:日本経済新聞『海のハンター展、巨大ザメ間近に 東京で8日開幕』
ホホジロザメに間近まで迫り、じっくりと特徴的な三角形の歯などを観察できました。
いつも日か、生きているホホジロザメをじっくりを眺めてみたいものです。
カルカロドン・メガロドン
- 名前
- メガロドン(ムカシオオホホジロザメ / 昔大頬白鮫 / Megalodon)
- 学名
- Carcharocles megalodon(Otodus megalodon)
- 分類
- 軟骨魚類 ネズミザメ目 ネズミザメ科
- 分布域
- 南極以外。世界中に生息していたと考えられている。
- 時代
- 中新世と鮮新世(2303万年前から258万年前)
およそ1千万年前に繁栄し、全長10mを超えたと考えられているサメ「カルカロドン・メガロドン」。
「海のハンター展」では、「カルカロドン・メガロドン」の復元模型を世界最大級となる全長12.5mで新規に製作。
カルカロドン・メガロドンのいた海とは
新生代の海には哺乳類が進出しました。
魚類も再び繁栄して多様化が進んだ時代です。
カルカロドン・メガロドンは、新生代古第三紀 漸新世後期 (約2800万年前)に出現し、熱帯から温帯の浅海や沖合表層などにいた巨大なネズミザメ類です。
カルカロドン・メガロドンはホホジロザメ?
その姿は現代のホホジロザメと似ていたのではないかと推測されています。
推定全長は約15〜17mといわれていますが、20mに達する個体もいたのではないかと推測されています。
カルカロドン・メガロドンは生命史上、最大の捕食者です。
カルカロドン・メガロドンの歯
厚みのある巨大な歯は時に高さ15cm以上あり、その歯冠の縁にはステーキナイフのようなギザギザ(鋸歯)が付いています。
種小名でもあるメガロドンは大きい歯という意味で、巨大な歯の化石に由来しています。
オガノヒゲクジラ
- 名前
- オガノヒゲクジラ
- 学名
- Cladoselache fyleri
- 分類
- 哺乳類 ヒゲクジラ亜目
- 産地
- アメリカ クリーブランド州
- 時代
- 新生代 新第三紀 中新世
このオガノヒゲクジラの標本を含む古秩父湾海棲哺乳類化石群は2016年に国指定天然記念物になりました。
オガノヒゲクジラの化石の天然記念物はこの標本を含め3例のみ。
指定名称として産出地の小野町から「オガノ ヒゲクジラ」と名づけられました。
下アゴにはカルカロドン・メガロドンのような大型のサメ類に噛まれたと考えられている痕があり、当時の生物たちの生態を考える上で重要な標本であるとみられています。
クラドセラケ(Cladoselache)
- 名前
- クラドセラケ(Cladoselache)
- 学名
- Cladoselache fyleri
- 分類
- 軟骨魚類 クラドセラケ目 クラドセラケ科
- 産地
- アメリカ クリーブランド州
- 時代
- 古生代 デボン紀後期
クラドセラケとは、約3億7000万年前(古生代デボン紀後期)に出現した軟骨魚類で最古のサメ類です。
原始的なサメで流線形の体と三日月型の尾ビレ、左右に張り出した柄(尾ビレの付け根)を持つことから高速で泳ぐ俊敏なハンターであったと考えられています。
胃の中からいくつもの尾ビレがみつかっていることから 魚を追いかけて食べていたようです。
クラドセラケの歯の化石は、シルル紀後期からデボン紀初期のものが発見されています。
一方、体の構造がよくわかる化石は、デボン紀後期以降のものとなっています。
アメリカのオハイオ州から、ほとんど完全な姿の化石が発見されました。
ダンクルオステウス(Dunkleosteus)
- 名前
- ダンクルオステウス(Dunkleosteus)
- 学名
- Dunkleosteus terelli
- 分類
- 板皮魚類 アーセロディ目 ダングルオステウス科
- 産地
- アメリカ オハイオ州
- 時代
- 古生代デボン紀後期
最強のアゴの持ち主ダンクルオステウス。
古生代最大の生物で最大全長10mに達したと考えられています。
肉食で、遊泳力があり、大きなアゴで魚を捕らえて食べていたようです。
アゴに歯はありませんが、素早く開閉させることができ、噛む力は極めて強いといわれています。
海のハンター展のグッズ
海のハンター展のグッズです。
グッズ展開にもサメ展っぽさがあります🦈笑
おわりに
サメの歴史にも触れることができた「海のハンター展」。
次回開催にも期待しています🦈
メガロドン(ムカシオオホホジロザメ)は実在したの?生きている可能性は?
https://youtu.be/ec3Ih74Vg8g?si=F4CEjvCu4r04uz4R このブログでは、 「メガロドンは実在したの?」 「メガロドンってどんなサメなの?」 「メガロドンはホホ ...
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